2025年05月21日
(つくばFCレディース 2025第6節)自分たちの足元を見た戦い
今日と言う日が 次の糧に
今節は、第6節。約3週間ぶりにチャレスタへ帰ってきました。
それにしても、今節はとても蒸し暑かったですね。
キックオフは17時でしたが、16時過ぎからチャントを歌い、太鼓を叩いていると、もう汗が止まらず…。
本格的な猛暑・酷暑はこれからが本番なので、身体を慣らしていく必要があるなと実感しました。
そう言えば、試合前にチャレスタのトイレに立ち寄ったとき、サポーターの方から
「いつもブログ読んでいます!」
と声をかけていただきました。
応援団の想いや気持ちを伝える手段として、毎節書き続けているこの観戦記ですが、楽しみにしてくださっている方がいると思うと、とても励みになります。
こんなつたない文章ですが、今回も読んでくださっている皆さまには、心から感謝申し上げます。(今節は水曜配信になってスミマセン…)
これからも書き方はあまり変わらないと思いますが、今シーズンも引き続き、お付き合いいただけたら嬉しいです。
さて、今節の対戦相手は、FC十文字Mare。
高校生主体のチームではありますが、もともとは、なでしこリーグ1部で戦っていた「十文字VENTUS」の流れを汲むチームなので、決して侮れない相手です。
それでは、蒸し暑さに負けない、熱い戦いを振り返っていきましょう。
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2025.5.18
KLSL 関東女子サッカーリーグ1部
前期・第6節 17時00分キックオフ 曇り
つくばFCレディース VS FC十文字Mare

セキショウ・チャレンジスタジアム@茨城県つくば市
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試合結果
注目の試合結果は。
「つ0-1十」(2位↓)
前半 0-0
後半 0-1
得点
6節目して初の敗戦となり、順位は1つ下がって2位になりました。
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崩せなかったリズム、見えた課題
今節は、前半は十文字のペースで進み、後半に巻き返しの兆しは見えたものの、相手の素早いパス回しの前に、なかなか自分たちの形を作れない——そんな試合だったように感じました。
前半は、これまでのような前線からのプレッシングがあまり見られず、高い位置でボールを奪うことができませんでした。
その結果、相手の軽快なワンツーでつくば陣内の深い位置まで攻め込まれ、クロスを上げられる場面が何度もあったように思います。
前半終盤に #16 石黒 璃乙が投入されてからは、前線からのプレスが徐々に効き始め、自分たちのリズムをつかめる場面も出てきました。
ただ、相手のシンプルかつスピーディーな動きに対応しきれない場面もあり、しっかりとシュートまで持ち込まれるシーンも少なくありませんでした。
試合結果は0-1と僅差でしたが、内容的には「自分たちの形や流れが作れないとき、どう戦うか」という点が、今後の大きな課題として浮き彫りになった印象です。
また、今節のように先発メンバーがこれまでと異なる顔ぶれだった際には、選手同士の連携や呼吸をもっと合わせていけたら、より安定した戦いができるのではないかとも感じました。
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新ボランチの可能性と今後への布石
今節は、#8 林 里咲と #13 竹内 彩加が、初めてボランチとして先発起用されました。
前半はやや動きにぎこちなさも見られましたが、突破力に優れる里咲と、落ち着いてゲームを組み立てられる彩加の組み合わせは、実戦を重ねていく中で、今後おもしろいコンビになりそうな予感がします。
今シーズンは、夏の酷暑の中での皇后杯関東予選や、5日間で4試合を戦う入替戦予選といった、過酷なスケジュールが待っています。
体力の消耗が避けられない中で、出場する選手によってパフォーマンスに差が出ないようにすること、そして状況に応じて「攻め切る形」と「守り切る形」をいくつも用意しておくことが、チームにとって非常に重要になってくると思います。
そういった意味でも、志賀監督の選手起用には、先を見据えた意図が感じられました。
来月、再来月、そしてその先に向けて、どんなチームが形づくられていくのか、とても楽しみです。
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声が導く“ONE TEAM”
今節の試合で特に印象に残ったのは、ベンチから飛び交う声の多さでした。
つくばの選手たちから聞こえてきた、仲間を鼓舞する声、称える声――そのひとつひとつが、「one for all, all for one」という、つくばFCの掲げるスローガンを体現しているように感じました。
昨シーズン、降格の一因となったのは、チーム戦術の浸透が不十分で、個々の選手の能力に頼りすぎてしまった点にあったと思います。
だからこそ、なでしこリーグという険しい舞台を目指すには、個人の技術だけではなく、“戦う集団”としての一体感や結束力が何より重要になります。
その意味で、今シーズンのつくばFCレディースは、チームとしての成熟がしっかりと進んでいるように思えます。
選手たちの姿からは、ただ集まったのではない、「ひとつのチーム」として戦っている強さが、確かに伝わってきています。
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雨を吹き飛ばす勝利を
さて、次節は5月25日(日)15:00キックオフ。我らがホーム、セキショウ・チャレンジスタジアムでの一戦です。
対戦相手は、今節でつくばと順位を入れ替え、現在首位に立つ東京国際大学。
勝ち点差はわずか2。つまり、勝てば再び首位に返り咲く大事な一戦となります。
今節より少し早い15時キックオフ、そして天気はあいにくの雨予報。それでも、勝利で気持ちの良い“晴れ”を届けてくれると信じています。
巻き返しの一戦、ここでしっかり勝って首位を奪い返しましょう!
頑張れ! つくばFCレディース!
以上、こでぞーでした。
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あとがき
今シーズンから、ホーム戦を中心に、試合前にファン・サポーターの皆さんへ応援団としてご挨拶をさせていただいています。
昨シーズンの降格を経て、チームは選手の8割が入れ替わり、スタッフの体制も大きく変わりました。
まさに、チーム全体がリスタートを切るシーズンです。
その流れを受けて、私たち応援団も「何か新しいことを」と考え、バックスタンドの皆さんと一体となって応援するための第一歩として、この挨拶を始めました。
正直、外から見れば「ちょっと得体の知れないオタクっぽい人たち」に見えているかもしれません。
でも、だからこそ、「この人たちはなぜ応援しているのか」「どんな想いでスタンドに立っているのか」を、私たち自身の言葉で伝えることで、チームの魅力を少しでも感じてもらえたら。
そして、つくばFCレディースをもっと好きになって、応援してくれる仲間が一人でも増えたら——そんな気持ちで、挨拶を続けています。
挨拶は、試合前のウォーミングアップ終了後、選手の整列前の時間に行っていますが、意外にも(と言っては失礼ですが)、多くの方が耳を傾け、うなずいてくれる方もいてくださることに、毎回とても励まされています。
なかでも一番嬉しいのは、挨拶の最後に必ずお願いしている「素晴らしいプレーには、拍手や歓声で応えましょう」という言葉に、実際に反応してくださる方が増えてきていることです。
試合中、選手たちに向けた拍手や声援が確実に大きくなっていて、それがスタンドからの力になっていると感じています。
言葉は、人の心や記憶に残るもの。
だからこそ、いい加減には使えませんが、その一方で、言葉には人を奮い立たせ、前に進ませる力もあると信じています。
この先も、私たち応援団の想いは、スタンドの声やこのブログを通して伝えていきたいと思っています。
人に想いを伝えるのは決して簡単なことではないけれど、言葉の力を信じて。
そして、秋の入替戦に向けて、応援団としての一体感を、ここから作り上げていこうと思います。
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