2024年10月16日
(つくばFCレディース第20節)一段上がった強さ
10月に こんなに焼けたの 初めてだ
10月も2週目に入り、爽やかな秋空を予想して広島入りをしましたが、空港の外は照りつく太陽。
「えっ?普通に暑いじゃん!」
真夏ほどではないけれど、レンタカーでは冷房を入れたし、会場では普通に日焼けしました(汗
ども、こでぞーです。
いよいよ今シーズンも残り3節となりました。
我らがつくばFCレディースは、ご存じの通り、大混戦の真っ只中にいます。
ここで改めて、第19節終了時点での、なでしこリーグ2部の主要な順位を確認してみようと思います。
優勝は岡山湯郷Belleが中断期明け早々に決めました。
そして、1部2部の入れ替え戦行きを狙う2位のFCふじざくら山梨は、3位JFAアカデミー福島に勝ち点を並ばれ、得失点差で僅かに2点上回る状況。
一方で我らがつくばFCレディースを始めとした3チームの残留争いは、それぞれの勝ち点差が僅かに1ずつ。
上でも下でもここまで接戦になるなんて流石に予想外でしたが、いよいよサバイバルモードに突入した感じです。
ここからは、戦術、戦略、技術だけでなく、プレッシャーを自分たちの力に変えられる、精神力の強さが試される領域に入ってきたように思います。
得点も失点もリーグ断トツワーストの我チームですが、9連敗中に味わってきた散々たる屈辱と悔しさをバネにして、今こそ爆発力に変える時がやってきたのだと思います。
と言うことで、今節の対戦相手は、アウェイの地でのディアヴォロッソ広島戦です。
前回の対戦では、ホームで1-3の敗戦を喫し、相手のプラン通りにはめられてしまった試合でしたが、
今節はしっかりリベンジを果たしてもらって、残留ロードを力強く進んで行って欲しいと思います。
600名を超えるホームのファン・サポーターが集まった第20節ディアヴォロッソ広島戦の、暑くて、熱い戦いを振り返ってみようと思います。
---
2024.10.13
プレナスなでしこリーグ2部
第20節 13時キックオフ 晴れ
ディアヴォロッソ広島 VS つくばFCレディース

呉市総合スポーツセンター陸上競技場@広島県呉市
---
試合結果
さて、注目の試合結果ですが
「デ0-1 つ」(10位keep)
前半 0-1
後半 0-0
得点
28分 #11 赤嶺 美月
前節に引き続き勝利しました。
順位は変わらず、残留圏内の10位をキープです。
---
連勝
今節も勝ちました!連勝です!
れ ん し ょ う
いい言葉の響きですね〜↑
これからもずっと浴び続けたい言葉です笑
中断期明け 2勝1分の結果に、界隈からは「どうしちゃったの?」と言う言葉が聞こえてきそうですが、
こでぞーとウラギスさんとの間では、
第18節終了後 「おっ!?結構いいんじゃね?」
と言う会話で始まり
第19節終了後 「逆転勝ちしてくれたけれど、結局のところつくばはどうなのかね?」
と言う話にもなり
第20節終了後 「強いよ、これは本物だね!」
と言う会話をしてました。
この局面で、ウノ-ゼロのクリーンシートの試合をやってのけてくれたのは、チームの成長を感じました。
---
超絶クロスと超絶ヘッド
さてさて、歓喜の得点シーンですが、#11 赤嶺 美月が頭で決めてくれました。
前半からサイドを中心に攻め上がっていたつくばは、前半28分カウンターからパスをつないで、左サイドを駆け上がった#4 藤井 志保が相手を振り切って中に向けて矢のような超絶クロス。
ペナルティエリアに詰めてきた#11 赤嶺 美月が超絶ヘッドで、見事ゴール中央のネットを揺らしてくれました。
第4節 大和戦以来のゴールでしたが、ゴール後に見せてくれた満面の笑みは見ていてとても嬉しかったですね。
それにしても、#31 辻 明日香が言うところの「長老」コンビは、ここぞというところで魅せてくれますね。
得点以外でも経験豊富な引き出しの多さでチームを引っ張ってくれている2人は、こんな時だからこそ更に頼もしく感じます。
そして、得点シーンそのものをひと言でいうなら
「息ピッタリ」
このピッタリは、志保と美月はもちろんのこと、他にも2名ほどゴール前に詰めていましたからね。
ここぞって時に複数でドドッーと行くあたりは、得点がグッと近づいてくるのでワクワクします。
---
危機管理能力が抜群
今節の印象は、ピンチでの選手個々の瞬間的な判断力、ピンチな局面でのベンチワーク、その全てが的確で危機管理能力が抜群に良かったですね。
特に相手のセットプレー時には、ポジションについてベンチから細かい指示が入り、選手がその意味を瞬時に理解をして動いていたので、相手チームはかなりやりにくそうに見えました。
得点力と言う面では更なる強さが必要に思いますが、相手に得点を許さないプレーは、ステージが1つ上がったのは間違いないと思います。
---
プレーを振り返ってみると
Xにも書きましたが、とにかく今のチームは選手の意識が統一されていて、全員の攻守の切り替えが早くて連動しているから、ボールを奪われてもあっという間に相手を囲うことが出来ています。
セカンドボールに関しても、どこで奪うかの意識が統一されているので、見ていて無駄が少ないし、とにかくプレーが速く感じます。
今節のプレーで印象的だったのを簡単に振り返ってみようと思います。
#10 大岩 みつばや#14 内藤 夏鈴は、それぞれ2人ずついるんじゃないかと思えるくらい、あらゆるポジションでプレーをしてくれていました。
#9 小西 由利恵 と #24 石川 朋萌は、相手が少しでもプレーを躊躇していると、何度も快足を飛ばしてあっという間に間を詰めてきて、相手を窮屈にしてくれていたし、
#11 赤嶺 美月と#13 三浦 晴香は、前線からしっかりプレッシャーをかけていたから、相手が前回の対戦のようにロングフィードができずに戸惑っていました。
両サイドハーフの#8 小林 和音と#17 野沢 真由は、ボールに対して常にしっかり当たれるだけでなく、サイドバックの2人、#4藤井 志保と#30 小田川 真奈とのそれぞれのバランスも抜群に良かったように思います。
そしてCBの2人は、対人に強い#22 松原 ゆきと足元に強い #29 岡村 悠花との守りのバランスが特に安定していたように思います。
そして、今節、こでぞー的MIPだったと感じたのは #1 伊藤 美和。
ここのところずっと好調ですが、今節は凄かった。
抜群の反応で上や横に飛んで、パッと見、3点は防いでくれていたと思います。
チームのピンチをあれだけ救ってくれれば、チームの士気も上がるし、守護神としての信頼も更に増していたように思います。
---
試合以外でのゴタゴタ
あえて書かなくても…とは思わなくもないですが、今節は両チームの選手のプレーが素晴らしかっただけに、
試合そのもの以外の部分で色々とゴタゴタがあったのは、何とも後味の悪いアウェイでの応援でした。
いろいろとあった中で一つあげると、主審の時間管理。
なでしこリーグ2部ではそんなもんよ、と言う声が聞こえてきそうですが、
後半のロスタイムが「3分」と掲示され、ロスタイムに入ってからも、特に時間を追加するような事は無かったにも係わらず、「7分以上」もロスタイムがありました。
3分を過ぎても主審は全く時計を見る様子もなくそのままプレーが続行され、いったいいつになったら終わるの?と呆れてしまう状況でした。
暑さでボーっとしてしまったのかもしれないけれど、終了間際のセットプレーでもし同点にでもされていたら、恐らくウラギスさんと2人で暴れていたでしょうね(暴れるのは冗談です笑)
でも、倍以上のロスタイムだったにも係わらず、集中して落ち着いたプレーをし続けてくれた、つくばのみんなは流石でしたね。
---
ラスト2戦は岡山勢
---
9位 ディアヴォロッソ広島 勝点 21 得失点 -12
10位 つくばFCレディース 勝点 18 得失点 -26
11位 FC今治レディース 勝点 15 得失点 -18
12位 福岡J・アンクラス 勝点 14 得失点 -18
---
ご覧の通り、少し勝ち点差が開きましたが、つくばは得失点差で大きく不利なので、まだまだ安心できる状況にはありません。
だだ、下位3チームの中で、つくばだけが自力残留することが出来る位置にいるので、次節もしっかり勝ち点を重ね、更に一歩残留に向けて戦って欲しいと思います。
そして、残り2節の対戦相手は、偶然にも絶好調な岡山勢。
21節のホーム最終戦の相手は、ここまで無敗のままの2部優勝を飾った岡山湯郷Belle。
最終節は、直近で引き分けを1つ挟んだ7連勝中の吉備国際大学Charme岡山高梁。
よりによってと言うか、ここまで来ても、サッカーの神様はつくばのみんなに試練を与えるようですが、今のみんななら乗り越えて界隈を驚かすデカいことをやってくれると思っています。
険しい山の頂上には、歓喜の景色が待っていると思うので、残り2節も全力で応援しようと思います。
と言うことで次節は、10/19(土) 13時からホームチャレスタでキックオフです。
次節でこの残留争いに終止符が打たれることを願って
頑張れ! 俺たちのつくばFCレディース!
以上、こでぞーでした。
コメントフォーム