天皇杯予選、準決勝まで駒を進めたつくばFC。対戦相手は昨年大旋風を巻き起こした筑波大だが、ここに勝てれば本戦出場も見えてくる。僕らをカシマスタジアムに連れてって!楽しみにしていたつくばダービーはどんな勝負を観せてくれるのか。

キックオフが18:00からだったので仕事帰りに間に合わず前半15分を見逃す。それにしても観客多いわ蹴球部の応援激しいわでいつもと違う雰囲気の試合。

先発とフォーメーションを確認するといつものメンバーといつものフォーメーション。怪我人がいるから完全形態という訳ではないのかもしれないが、現状稼働できるメンバーでのベスト布陣である3-1-4-2。一方の筑波大は少々メンバーを落としているような印象の4-4-2。

などとチェックしながら眺めていたら三角のナイスミドルが筑波大ゴールに突き刺さった。筑波大の4-4-2ブロックをひと振りで粉砕したナイスシュートで序盤は押し気味に進める。

1点先制された筑波大は両サイドバックを上げて攻撃の姿勢を見せる。基本的にはボランチからサイドに渡してオーバーラップしたサイドバックからのクロス爆弾というのがメインウェポンのように思えたが、この予想は試合終了時に大きな間違いだったと痛感させられる。前半25分過ぎからは筑波大に攻め込まれてピンチが続き、耐え切れず冷岡が高い位置でボールを奪われてそのままゴールを決められて同点に。その後もつくばFCのセットプレイを凌いだ直後に電光石火のカウンターを受けて超ピンチを招くも何とか凌ぐつくばFC。そういや去年の筑波大もこのカウンターで大旋風だったんだよな。

今日の試合はラインを高く維持するつくばFC。攻めの姿勢を見せてくれるのは頼もしいが筑波大の4-4-2ブロックも非常に美しい陣形となっている。筑波大は10番、27番、29番の躍動感が凄い。特に気になったのは27番なんだけど、FC東京の下部組織出身で1年生らしい。これはウォッチリストに追加だな。

攻め込まれる時間が多いつくばFCは諸井が下がって実質4バックという形になり筑波大のサイド攻撃を受ける形になる。この形は東京23戦でも攻め込まれた時に見られた形なのだが、チームとしての対応なのか結果としてそうなっているのかは関係者に聞いてみたいところ。その後もサイドから攻め続ける筑波大は果敢にオーバーラップを仕掛けてくる。

42分くらいにつくばFCの誰かが蹴ったロングキックが飛び出ていた筑波大キーパーの頭上を飛び越して非常に惜しい!というシーンがあったが惜しいままで終わる。直後にバイタルでボールを回しながら最後はたくちゃんがグラウンダークロスのようなキックを蹴るとボールはゴールに吸い込まれてゲットゴール!なんか良く解らないけど勝ち越した!

それにしても筑波大6番、鈴木徳真のキックが正確すぎて驚愕。キック一発でサイドの高い位置にボールを運ばれてしまう。彼、足も速くて中盤のプレス要員としても大活躍。気が付けば筑波大の流動的な攻撃に翻弄されているつくばFC。勝っている気がしない。

後半に入った直後に三角がPKか?という状況でフリーキックをゲット。冷岡か中里の二人が並んで蹴ったのは中里だったが惜しくもバーの上。その後もセットプレイから三森のヘディングなどで筑波大ゴールを脅かすが得点に至らず。

つくばFCは後半15分にコーナーキックをゲットするが、このコーナーキックを処理した筑波大に電光石火のカウンターを決められて同点に追いつかれてしまう。筑波大はセットプレイのピンチからのカウンターを決めるという練習をどれだけやっているのかと。まさに電光石火。

ここでつくばFCはたくちゃんに替えて玄太投入。そのままサイドに入る。俄然勢いに乗る筑波大で諸井も下がらざるを得ない状況に。筑波大はスカウティングなのかストロングポイントなのかは不明だが、三森のサイドを徹底的に狙ってくる。諸井が下がればつくばFCは攻めることができないし、諸井が攻めようとすれば三森の横のスペースを使われる。攻撃型3バックのジレンマ。

その後は三角のナイスミドルがあったりカウンターの大ピンチを凌いだりと見応えのある展開が続くが筑波大の素早い守備につくばFCはカウンターを取れずに攻め手を欠く。試合の主導権は完全に筑波大なんだけど筑波大センターバックの4番が屈強過ぎて渓太が辛い。なんなんだよこのエアバトラー。大学卒業したらつくばFCにおいでよ。

33分には三角に替えて小泉を投入し、カウンター要員としての渓太がハーフウェイラインに1人スタンバイしていつでも飛び立てる状態に。残り10分を全力ハイプレスで攻め切る姿勢を見せるつくばFCだったが、またしても筑波大の必殺技ライジング・カウンターの前に撃沈。

試合終盤で逆転されたつくばFCは諸井に替えて慎梧を投入し、3トップの布陣で1点を取りに行くが筑波大の最終ラインは非常に堅く試合終了。

これ、俺たちカシマスタジアム行けるんじゃね?と思ったけど話はそんなに簡単ではなかった天皇杯予選。結果は残念だったけれど家の近くでこれだけエキサイティングな試合が観れて満足度は非常に高かった。サッカーって素晴らしい!

とりあえず天皇杯お疲れ様でした。筑波大は去年以上の大旋風を巻き起こしてください。それでは、また来年!

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