7/23(日)に行われたエリースFC東京戦。昼間に開催されたつくばFCレディースが見事な勝利を飾っているだけに是非アベック勝利という形で週末を締めくくりたい一戦。

結果:つくばFC 1-0 エリースFC東京 勝利!

昼間の試合ではつくばFCレディースが最終節にして今季初勝利をあげるという嬉しい結果がありスタジアムの外も良い雰囲気である。試合のスタッフとして対応しているレディースの選手たちもいつもより明るい表情で話しかけてきてくれる。素直に嬉しい。

で、メンバー。

GK西尾、DFは今井一輝、佐藤、深澤、たくちゃんでボランチは橋本と塚本、サイドに中里と誠也でFWは池田と下重の2トップ。下重は気持ちトップ下っぽかったかな?キーパーは前節に続き西尾でサブには髙橋が入っている。選手横断幕を作った際に髙橋真登とするところを真澄としてしまったのは内緒だぞ。いや、本当にゴメンナサイ。

エリースのフォーメーションは4-1-4-1。なんだか前日にカシマスタジアム観たセビージャを思い出してしまう。

つくばFCのボールでキックオフ。

序盤、今日もターゲットの池田。が、今日はゴールキックが非常に少なかったのでターゲットとしての池田はそこまで出番なし。メインスタンドではエスコートキッズに対応してくれた子供たちが大声出しながら走り回っていて遊園地状態に。微笑ましい。

前半5分、早くもフリーキックのチャンス。中里が蹴ったボールは相手に当たりコーナーキックへ。このコーナーキックを中里が蹴ると再度弾かれてもう一度コーナーキックに。誠也がインスイングに蹴ったボールはキーパーに弾かれる。序盤から良い流れ。そして西尾は原田と同じくらいに叫んでいる。二人とも絶叫系のキーパーなのか。

その後の8分、最終ラインまで下がってボールを受けた中里がピンポイントで池田にロングフィードするもこれは合わず。エリースは4-1-4-1のラインを非常にコンパクトにまとめて引き気味に対応する。序盤はキーパーも大きく蹴りださずに後ろから繋ぐ対応をしている様子。つくばFCは最終ラインでボールを回すもエリースの固い守備に対してボールを中に入れることができない。

そんな流れを打開すべく中里が単騎で中央ををドリブルで突破しようとしたらアクシデント発生。突破しようとしたときにエリースのボランチと交錯して膝を負傷。担架に乗せられると大きくバツのジェスチャーでピッチの外へ運ばれる。とりあえずトップ下に入っていた下重が中里のいた右サイドに入って凌ぐ形になったが、その矢先に右サイドを突破されてシュートを打たれてしまう。ちなみに中里の交代要員は渓太。

前半17分、エリースのコーナーキックから波状攻撃を受けて大ピンチとなるが西尾とDF陣が体を張って何とか凌ぐ。いや、これは本当に危なかった。直後に池田に絶妙のスルーパスが通ったかと思ったらオフサイドの判定。惜しい!

前半24分、左サイドに出来た広大なスペースに走り込んだたくちゃんがフリーでボールを持つと後ろから走り込んできた誠也に渡して池田めがけてクロスを上げるもこれは合わず。なんだか守備のタスクが多いような気がする今日の誠也。

押し込まれながらも4-1-4-1が機能し始めるエリース。ボランチと2列目の選手がボールを保持する時間が徐々に増えてくる。気が付けばいつの間にか渓太がトップ下で下重が右サイドに入っている。ベンチの指示なのか選手の判断なのかは不明。

前半30分からはエリースの時間。つくばFCはFW陣も下がって守備に追われる展開に。そんな状況でも攻撃のチャンスを作るつくばFC。たくちゃんがドリブルでペナルティエリア内に侵入する場面もあったがこれは実らず。

前半39分、エリースの10番が勢いよく飛び出してつくばFCゴールを狙う。危ない!と思ったところに飛び出す西尾。両者正面衝突で大事故発生かと思われたが大事には至らず。これ、ちょっとタイミングがずれていたら1点もののプレイだった。ナイスファイト西尾!

その後はたくちゃんを上げて攻撃の圧力を高めるつくばFC。ゴール正面でフリーキックをゲットして誠也が蹴るもエリースのゴールキーパーがナイスセーブ。惜しい!前半終了間際には橋本の狂犬インターセプトからファールを貰ってフリーキックをゲットするがまたしても実らず前半終了。エリースは下位に低迷しているチームとは思えない戦いぶりである。

ハーフタイムを挟んで後半開始。

後半序盤から攻勢に出るつくばFC。渓太が今井一にスルーパスを出すも合わず、下重のクロスがフリーの池田に入るもヘッドは威力なくエリースキーパーにキャッチされる。後半は池田がエリース最終ラインの中に潜り込む形になっていて、ハーフタイムにエリースの固いディフェンスの裏に抜け出せという指示があったと想像できる。池田は揺さぶりを掛けてディフェンスラインの裏に抜けようとするしぐさを何度も見せる。

後半16分、渓太がペナルティエリア内に切れ味鋭くドリブルで切り込むもエリースディフェンス陣に潰されてしまう。惜しい!その後、今井一の上がりからコーナーキックをゲットして下重が渓太に合わせるもエリースディフェンスに弾かれる。直後にカウンターを受けてピンチとなるが、たくちゃんが体を張って攻撃の芽を潰し、そこからの切り替えで今井一が爆走ドリブルで一気に攻め上がるもゴールには結びつかず。一進一退を繰り返す中、エリースのコーナーキックでピンチを招くが西尾が精一杯体を伸ばしてボールを掻き出す。ここで塚本から平賀に交代。そのまま同じポジションに入る。

後半25分、池田の完璧な飛び出しだと思ったがシュートはエリースキーパーがビッグセーブ!でも狙い通りの展開に持ち込めているから同じことを繰り返せば必ずゴールをこじ開けられるはずだ。あとは決めるだけだぞ!

それにしても今井一は攻守に良く走ってくれた。過労死しないように気を付けて。

後半33分、下重のドリブルでペナルティエリアに侵入してそのままシュートするもゴールは割れず。コーナーキックをゲットして波状攻撃を仕掛けて最後は池田のバイシクルまで飛び出るがやっぱりゴールが割れない。エリースのディフェンス超固い。

後半35分、そろそろ時間が無くなってきたつくばFC。右45°の角度から今井一が強烈シュートを放つがエリースキーパーが片手一本で防ぐ。どこまでも固い。その後3連続でコーナーキックをゲットするがエリースディフェンスを破れない。まさに鉄壁ディフェンス。ならばと更に圧力を高めるつくばFC。ゴール前で波状攻撃を続けながら殴りまくって最後はゴール正面にポジションを取っていた橋本が蹴り込むとボールは激しくゴールネットを揺らしてゲットゴール!鉄の壁を叩き続けてブチ壊した瞬間である。沸き立つスタジアム。いいぞ橋本!茨城生まれのアントラーズ育ち、鹿島な奴らは大体友達!かどうかは知らないが、橋本はアントラーズjr→アントラーズjrユース→アントラーズユースという生粋のアントラーズっ子。つくばFCに来てくれてありがとう!

こうなると前に出るしかないエリース。それまで統制されていた4-1-4-1の壁も形を成さなくなってくる。そんなエリースの壁を下重、誠也、平賀で崩したり、コーナーキックをゲットしたりと流れは完全につくばFC。アディショナルタイム2分の表示が出たところで下重に代えて初出場の髙橋。2分で何を見せてくれるのか。

などと思っていたら試合終了のホイッスル。アベック勝利達成である。

ということでつくばFCにとっては良い1日でした。試合終了後、中里は痛々しいアイシングをしていたので今後が少々心配。

それにしてもエリースは本当に良いチームだった。試合中、何かのタイミングのずれとかちょっとしたきっかけがあったら今日の試合は全く違う結果になっていただろうと思わざるを得ない内容だった。今後エリースに当たるチームは最下位だからといって甘く見ていると痛い目に合うと思うぞ。

とりあえず気分よく眠れそうな日曜日でした。  
※エントリー修正しました。第9節終了時の順位はつくばFCと東京ユナイテッドが勝ち点17で並んでいて、得失点差で東京ユナイテッドが現在2位でした。

7/9(日)に行われた横浜猛蹴戦。首位のVONDS市原、3位の東京ユナイテッドが既に勝利しているため状況を良くするためにも、昼間に開催されて悔しくも敗戦となったつくばFCレディースの結果を払拭するためにも是非勝ちたい一戦。

結果:つくばFC 1-1 横浜猛蹴 引き分け。

都合によりキックオフ30分前にセキショウチャレンジスタジアムに到着。今回はバスでの移動だったがやはり駅から片道300円は高いと思う。アウェー参戦してくれるサポーターや筑波山登山者に優しくないと思うので値下げを頑張ってほしいところだが最近電子マネーが使えるようになったので料金については何も言わないようにしようじゃないか。でもやっぱり高いと思うんだよね。

バスを降りてスタジアムに入ると既に横断幕が綺麗に並べられている。横断幕はサポーターのみんなで作ったんだけど今まで作り方知らなかったから凄く参考になった。今度Jの試合を観に行くとき自作しようかと思ったり。

ちなみに今日は筑波学院大学デーということでスタジアムの外では学生がジャグリングを披露している。彼らこの先20年くらい宴会芸に困らないんだろうなと思うとなんだか羨ましくなってくる。

そんな雰囲気の中メンバー発表。

GK原田、DFは今井一輝、佐藤、深澤、たくちゃんでボランチは平賀と橋本、サイドに渓太と誠也でFWは池田と下重の2トップ。メンバーは前節と一緒だけどフォーメーションは4-4-2になっている。サブには「つくばの星」長谷川慎梧 が入っている。ちなみにベンチ入りした塚本純平もつくば出身者。地元クラブの魅力が出ていて嬉しい限りだ。

横浜猛蹴のメンバーを確認するとキーパーの番号が9番だったりFWが1番だったり規格外を感じさせるメンバー構成になっている。横浜猛蹴GKの金髪は迫力あったな。フォーメーションは4-3-3なんだけど守備時は4-4-2のゾーンディフェンスというスタイル。これは後述する。

序盤、相手3トップに押し込まれる形のつくばFC。横浜猛蹴はしつこいくらいに右サイドから攻めてくる。スカウティングでうちの左サイドに弱点でも見つけたのかと思ったが単純に右サイドが彼らのストロングポイントだった。横浜猛蹴の8番がとにかく上手かった。調べてみたら前所属はYSCCとのことで、やっぱりJリーガーって凄いんだなと再確認。あと80番のキックが正確すぎてこれにも驚愕。80番は基本ボランチなんだけど割とフリーダムに動いていろんなところに顔を出してきていた。素晴らしいプレイヤーだったな。

前半5分、ターゲットの池田に当てて誠也がナイスミドルを放つもキーパー正面。この調子でいけるかな?などと思っていた前半7分、横浜猛蹴のコーナーキックにドンピシャヘッドであっというまに先制される。ゾーン+マンツーで守っていたように見えたんだけどマークが外れたっぽい。まさにドンピシャヘッド以外のなにものでもなかった。

先制した横浜猛蹴は追加点を取ろうとしているのかラインをコンパクトにまとめて前線からチェイシングしてくる。が、それをボール回しでかわすつくばFC。なんだけど、回すだけでなかなか前に進むことができない。持っているというより持たされている感じ。

前半15分、誠也が蹴るコーナーキックはファーに飛んで枠の外。その後もつくばFCがボールを回す時間が多くはなっているものの決定機を作ることができず時間だけが過ぎていく。そんな流れのなかで下重がミドルを放つもこちらも枠の外。たくちゃんがフリーでクロスを上げるも相手キーパーが難なくキャッチするなど決定機が作れない。

前半27分、カウンターを受けて平賀がたまらずタックルで攻撃を潰す。が、これがファール判定でゴール前でフリーキックを与えてしまう。緊張感漂う中のフリーキックだったが壁に当たって難を逃れる。

その後も激しく前線からチェイシングしてくる横浜猛蹴。最終ラインのボール回しでかわすつくばFC。もどかしい時間帯が続く。その後、コーナーキックをゲットしてチャンスを作るがボールはキーパーに弾かれる。こぼれたところに誠也がミドルシュートを放つがやっぱりボールは枠の外。シュートは放つが得点の匂いがしてこない今日のつくばFC。もどかしい。

前半37分、自陣深い位置でフリークックを与えると横浜猛蹴のヘディングがジャストミート!しかしボールはわずかにバーの上。危なかった。その後も横浜猛蹴の固いゾーンディフェンスを崩せず、平賀が超絶テクニックで打開しようとするもののシュートまで持ち込めない。前半残り僅かということで引いて守る横浜猛蹴。やっぱり最終ラインでボールを回すことしかやりようがないつくばFC。

などと思っていたら前半終了間際に絶好の位置でフリーキックをゲットするも下重が蹴ったボールはキーパーに弾かれる。その直後にはロングスローから池田のヘッドにジャストミートするが僅かにゴール左へそれていく。惜しいなぁ。その後も下重の突撃などで攻め続けるもゴールを奪えず前半終了。

後半開始時、西日が眩しくなってきたが幸いにもつくばFCは西日を背負って戦うことに。西日が味方してくれることに期待。

後半開始から攻め込むつくばFC、受ける横浜猛蹴。後半2分に渓太がペナルティーエリア内で倒されるもPKならず。直後の後半5分には下重から絶妙スルーパスが出るが誠也に納まらず。ポゼッションは圧倒的につくばFC。前半のボールを持たされている感じじゃなくて、しっかりとボールを持っている形になっている。後半7分には下重のスルーパスから池田がスルーして渓太がシュートを放つもゴールを捉えられず。惜しい!原田もビルドアップに参加する。

何度もチャンスをつくるつくばFC。平賀から下重へのスルーパスは残念ながらオフサイド。その直後には平賀からのボールを池田が執念のヘッドで押し込もうとするがキーパーに防がれてしまう。何度も惜しい!

洗練された横浜猛蹴の4-4-2ゾーンディフェンスを崩すためにつくばFCは最終ラインでボールを回しつつ右サイドに相手を集めてサイドチェンジするという、4-4-2ゾーンディフェンス崩しのお手本のような形を徹底しはじめる。たぶんハーフタイムに修正が入ったと思われる。鮮やかな崩しだった。

後半15分、渓太の粘りからコーナーキックをゲット。下重の蹴ったボールはファーに流れてこぼれたところを誠也が強烈シュート!するもナイスキーパーに防がれる。これは相手ながらビッグセーブだった。

後半17分、下重が前線でナイスファイトを繰り広げていると相手のクリアボールが下重の頭部にクリーンヒット。これにより下重は一時退場となりつくばFCは10人で戦うことに。

下重を欠いたつくばFCは池田の単騎で突撃を試みるも相手DFに潰される。それでもあきらめない池田は単騎で攻め続けてシュートまで持ち込むと相手キーパーはたまらずボールを弾き、これを渓太が相手DFやキーパーと絡み合いながらも強引に押し込んでゲットゴール!あきらめない心って素晴らしい!泥臭いゴールは美しい!

同点に追いつかれた横浜猛蹴はゾーンディフェンスもほどほどに攻めあがってくる。後半22分にはシュートを放つも枠の外。直後に横浜猛蹴の猛攻をうけるも橋本がチャンスをキッチリ潰してくれる。狂犬凄い。

その後はずっとつくばFCの時間。今井一がドリブルからナイスクロスを上げるもキーパーにキャッチされる。ゾーン崩しのサイドチェンジは受け手が飛び出しすぎてオフサイドになるも今井一のアーリークロスで相手ゴールを脅かしたり橋本のナイスミドルが凄い勢いで飛んで行ったり渓太のスルーパスに池田が反応するもオフサイドと、流れは完全につくばFC。なんだかゴールの匂いがしてきたぞ。

後半34分、渓太OUTで中里IN。ポジションはそのまま。勢いづいているつくばFCは今井一とたくちゃんの両サイドバックを上げて圧力を高める。みんなで殴りにいくぞ!

気持ちを固めたつくばFCは攻め続ける。誠也が爆走したり今井一が強烈ミドルを放ったりと、こんだけやっていればそのうち点が入るだろうという気分にさせてくれる。などと考えていたら横浜猛蹴のカウンターを受けてボールがゴールラインを割っちゃった、と思ったらオフサイドの判定。これは本当にやられたと思ったんだけど審判ナイスジャッジ。

後半40分、下重アウトで宮本イン。ここらへんから横浜猛蹴も殴り合いに応じてくる。

攻めあがる横浜猛蹴に耐え切れず危ない位置でフリーキックを与えてしまうも原田がナイスセーブ。その後も横浜猛蹴のロングスローやコーナーキックで再三ピンチを招くもなんとか凌ぐ。アディショナルタイムは4分、俺たちが観たいのは引き分け判定じゃなくてKOパンチなんじゃー!と叫びたくなるような殴り合いの様子になってくる。

アディショナルタイムに絶好の位置でフリーキックをゲット。誠也と中里のどちらが蹴るかと思ったが誠也が蹴り込む。ボールを必死に掻き出そうとする横浜猛蹴。トドメとばかりに佐藤がジャンピングボレーを試みるが枠の外。お願いだから1点取って。その後も宮本が爆走ドリブルでシュートまで持ち込むもゴールならず。大丈夫だ、このまま殴り続ければゴールできるぞ!と思っていたら超絶カウンターを受けて大ピンチになるも俺たちの深澤が執念のクリア。ありがとう深澤!

このまま試合が終わるのかと思ったその瞬間、中里がペナルティーエリアど真ん中で倒される。やったぜPKゲット!かと思ったら判定は中里のファール。ナ、ナンダッテー!ソンナバカナー!でも判定は覆らない。

そのまま横浜猛蹴が選手交代で時間を使って試合終了。勝ち点1を分け与える結果に。最後の判定は色々言いたくなるけどこういうのも含めてサッカーなのだ。

順位としては首位のVONDS市原と勝ち点差6、東京ユナイテッドに勝ち点差17で並ばれて得失点差でつくばFCは3位に。気か付けば東京ユナイテッドという形の関東1部リーグ。VONDSの取りこぼしを期待しながら残り全勝といこうじゃないか。

帰りのバス代も高いなぁとか思いながら帰路につく。スタジアムに来た皆さんお疲れ様でした。  
7/1(土)に行われたVONDS市原戦。勝てば首位奪還という今シーズン最も重要な試合。これは勝ちたい。

結果:つくばFC 1-3 VONDS市原 敗戦。

都合によりキックオフに間に合わず開始20分後にセキショウチャレンジスタジアムに到着。が、駐車場が満車で入れない。スタッフに誘導されて駐車場内路駐という形に。近い将来スタジアムのキャパが絶対に足りなくなるだろうから、つくば市は早急にJ基準のサッカー専用スタジアム建設に興味を持ってほしい。お願いだから興味を持ってほしい。僕からのお願いだよ!短冊にも書いておくからね!

で、車を降りるとつくばFCサポーターの声と太鼓の音が大きく鳴り響く。いい雰囲気だ。

スタジアムに入ってメンバーを確認すると、GK原田、DFは今井一輝、佐藤、深澤、たくちゃんでボランチに平賀と橋本、トップ下に下重。FWは誠也、池田、 渓太の3トップ。山崎と小黒は怪我で欠場。心臓と壁を欠いたつくばFCだが選手層は薄くないから大丈夫だろう。たぶん。

フォーメーションは4-3-3なんだけど下重、誠也、池田、渓太が流動的にポジションを入れ替えながら攻める形に見えた。流れでそうなったのか戦術的にそうしていたのかは不明。つくばFCのTwitterをチェックすると立ち上がりに池田の決定機やらなにやらあったみたい。惜しかったのか。

VONDS市原の目玉は当然レナチーニョ、と思ったらブラジル人がなんか2人いる。どっちがレナチーニョかと思って調べると34番がレナチーニョ。8番はマイケル・タビアンというらしい。で、VONDS市原のフォーメーションは3-4-3。先週の東京23戦でVONDS市原のスカウティングが来ていたらしいけど、スカウティングの結果なのかいつもそうなのかは不明。なかなか難しいフォーメーションを使ってくるじゃないか。

前半20分、レナチーニョはトップに入ったりサイドに流れたり一列下がったりと終始流動的に動き回る。トップに入れば素早い反転でDFを振り切ろうとし、サイドに張ればドリブルでペナルティーエリア内に切り込んでくる。たくちゃんも体を張ってサイドを死守するが気が付けば抜かれている感じに。レナチーニョはなんか魔法でも使っているんじゃないだろうか。こっち二人掛かりで挟んでいるんだぜ?

その後は攻撃に転じるつくばFC、下重がシュートを放つとボールはクロスバーを叩いてそのまま真下へ跳ねるもゴールラインを割れず。惜しい!下重のプレイは今まで意識的に観ていなかったんだけどテクニシャンなのね。平賀も前節より躍動していた。

攻撃を続けるつくばFC、前半35分にゴール前で佐藤が競り合いで頭を打ってファール判定。佐藤はなんとか立ち上がり絶好の位置でフリーキックをゲット。キッカーは誠也。誠也が右足で降り抜くと美しい放物線を描いてゴールネットが揺れて時間が止まった。直後に鳴り響く大歓声。待望の先制点ゲットだぜ!

その後一進一退しながら前半終了。つくばFCのリードで折り返す。

後半開始5分、最終ラインを崩されてあっさり失点。あー!とか思っていたらサクッと決められた。あっさりすぎるだろ。切り替えて仕切り直しだ。

後半8分、渓太のクロスに池田が飛び込むも僅かに届かず。惜しい!後半10分には池田の鮮やかなポストからたくちゃんに流れるもDFに防がれる。その後も誠也がシュートを放つもゴールはならず。点が入りそうで入らない。

その後は守備に追われるつくばFC、最終ラインを破られつつもVONDSのシュートは原田の正面で難なくキャッチ。直後にVONDSのヘッドがクロスバーの上を通過したり再度最終ラインを破られかけてのシュートは原田正面などヒヤヒヤする時間が続く。

後半15分、ボランチからサイドバックへのパスミスをVONDSにパスカットされる。不意を突かれたつくばFC、バイタルが空いてしまってそこにVONDSのフォワードが走り込みゴール右隅にコントロールシュートで逆転される。盛り上がるVONDSサポーター。大旗も大きく揺れる。あの大旗いいなぁ。俺たちも欲しい。

逆転に成功したVONDSは4-4-2にトランスフォームしてゲームの安定を狙い無理に攻めてこない。が、前線のレナチーニョは単騎で突撃できるプレイヤー。ペナルティエリア内でつくばFCディフェンスの手が軽く背中に触れると激しく倒れる。が、これはノーホイッスル。本場のマリーシアを目の前で観た気がした。

それにしてもVONDSのサイド15番が躍動していたな。調べたら前所属は水戸なのか。あれは効いていた。あとCBの5番はフィジカルモンスターすぎるだろ。調べたら前所属は相模原か。Jリーガーってやっぱり凄い。

後半20分、つくばFCの最終ライン右側めがけて出されたスルーパスに超スピードで走り込むVONDSのFW。ペナルティーエリア手前から豪快に降り抜くとつくばFCのゴールネットが揺らされる。敵ながらゴラッソだった。つくばFCは20分で3失点。誠也の鮮やかなフリーキックの残像が色褪せていく。

気を取り直して攻撃の意識を高めるつくばFC。ゴール前でフリーキックをゲットすると蹴るのは中里。直接狙ったボールはキーパーに弾かれる。その後も誠也がキレのあるCKを蹴り込むもキーパーに弾かれる。

守ってばかりいる訳でもないVONDS市原。チャンスがあれば前線までボールを運ぶ。ゴール前でレナチーニョがオシャレヒールで味方にボールを流すも感じてもらえず。あれ、連携うまくいっていたらスーパーゴールになるところだった。

後半28分、2点差をひっくり返すにはそろそろ時間が無くなってきたつくばFCは今井を上げて攻撃の姿勢を見せる。池田がゴール前で倒されるも笛はならず。その後渓太がシュートを放つもゴール左に僅かにそれていく。直後のCKではファーに待ち構える池田めがけてボールが飛んでいくも高さが合わず。さらに攻撃を強めるつくばFC、バイタルからナイスミドルを繰り出すもバーの上。惜しい!

後半43分、VONDSは時間を使い始める。ゲーム運びが上手いなぁ。その後ペナルティーエリア内で池田が引っ張られるも笛はならず審判はノーファールのジェスチャー。

アディショナルタイムには今井一のクロスを中心にパワープレイを仕掛けるも効果は出ずそのまま長い笛。1-3での敗戦で結果首位との勝ち点差は4に。

ここから優勝するには全勝をキープしつつVONDSの取りこぼしを期待するしかない形になってしまったつくばFC。自力優勝が少々厳しい状況になってしまったため次節の横浜猛蹴戦は絶対に勝たなくてはならない試合となった。とりあえず勝ち続けよう!

余談だけど、試合終了後つくばFCからVONDSにコールをするとそれに応えてくれるVONDSの選手たちがそこにいた。リスペクトしあえるって気分がいいね!

現場からは以上です。  
PEACS
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サッカーチーム「ジョイフル本田つくばFC」(関東サッカーリーグ1部)および「つくばFCレディース」(プレナスチャレンジリーグ)の応援団・サポーターグループです。
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